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食事について

まだ暑い日もありますが、

朝・夕は少し涼しくなり、鈴虫がないていたりと、

ずつ秋の気配を感じますね🍁

食欲の秋ですね。

今回は【食事】についてのお話です。

 


 

【食事はバランス】

 

食事は何を食べたらよいのかと質問を受けることがあります。

しかしこの質問に100%答えることはなかなか困難だと思われます。

なぜなら、食事は体質や体調・気候や環境によって、必要なものは同じといえないからです。

結論としては、自分がその時に素朴で美味しいと思うものをバランス良く食べることでしょう。

その時に食べて調子が良くなると感じるものが、体が必要とするものであり、食品に絶対に良いものと悪いものがあるわけではないようです。

 

 

 

糖質(砂糖やでんぷんなど)は一番簡単に体のエネルギーに変わるものです。

糖質のとりすぎも良くないですが、極端な糖質制限は体をこわす人がいます。

 


脂質もバランスであり、

植物油脂(サラダ油)はサラサラしたイメージがありますが、不飽和脂肪酸であるため、酸化しやすく、酸化が進むと体に有害なものになってしまいます。

動物油脂(バターやラード)はベタベタしたイメージがありますが、飽和脂肪酸で酸化しにくく安定しています。

ちなみにマーガリン(ショートニング)は人工的な油脂で自然のもののみではないため、控えるべきです。

 


 

タンパク質も大切で長寿の方が多くなったのは、タンパク質などの栄養が充分にとれるようになったことが一因ともいわれています。

タンパク質には植物性と動物性があります。

植物性のタンパク質の中でも一般的に温暖な気候で育つタンパク質の方がアレルギーを起こしにくい傾向がある様です。

寒い気候の土地で育つ植物のタンパク質(例えばソバや小麦)はアレルギーを起こしやすいタンパク質を多く含んでいる様です。

 

動物性タンパク質も大切で、肉・魚をバランスよくとるのが良いです。

しかし、エビ・カニなどの甲殻類はアレルギーを起こしやすいタンパク質を多く含んでいるため、毎日食べるのはおすすめできません。

ちなみにSDGsにからめて、昆虫食などと言われていますが、昆虫こそ甲殻類であり、体によくないタンパク質が多く、食事としては好ましくありません。

話題となったコオロギは漢方医学的には毒があると言われていて、昔の人は飢饉の時でさえ口にしなかったそうです。

実はコオロギは〔cockroach〕の近類種であり、一部の人たちがそれをすすめることには疑問を持つ必要があるかもしれません。