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防風通聖散とダイエットについて

防風通聖散とダイエット

『防風通聖散』聞いたことないよという方、

ネット広告やドラッグストアで売っているナイシトールというお薬、よくお腹の脂肪が気になる方へという風に書いてあるお薬の中にだいたい入っているものです。

防風痛聖散の中には麻黄という漢方薬が入っています。

麻黄にはエフェドリンというものが含まれています。

このエフェドリンというものは交感神経を刺激して代謝をアップさせる効果があり交換神経の末端からノルエピネフィリンというものの分泌を促進します。

ノルエピネフィリンは脂肪細胞の中の褐色脂肪細胞という体の熱を産生してくれるものの働きを活発にしてくれます。

それによって熱産生が高くなって代謝がたかくなるので痩せていくということになります。もう一つノルエピネフィリンは褐色脂肪細胞だけではなく、肥満の原因となる白色脂肪細胞の働きを低下させることもわかっています。

防風痛聖散に含まれる麻黄は脂肪燃焼を活発にして脂肪をため込むのを抑えてくれる漢方薬となっています。

他にも甘草とか荊芥連翹という呼ばれる漢方薬がふくまれています。

代謝が促進されると人間はそれを阻害するような働きがあります。

あまりにも代謝が促進され働きすぎると逆に痩せすぎてしまうのではないかと消耗が激しくなったらそれを抑えるような機能があるので痩せにくくなります。

この代謝があがったのを抑えるという働きを抑えてくれるのが甘草,荊芥連翹です。

代謝が上がり続けることをサポートしてくれるというわけです。

代謝が上がった状態にしてくれます。

麻黄は代謝をあげてくれて甘草、荊芥連翹は代謝が上がった状態をキープしてくれます。

1200㎉の食事療法と運動療法、ここでいう運動療法とは1日1350㎉ぐらいが消費できるようなウォーキングとかで6カ月後には5㎏の体重減少があったあという実験が報告されています。

耐糖能異常といって血糖値が上がりやすい糖尿病の予備群みたいな方でプラス肥満がある方に同じように食事療法と運動療法と防風通聖散を飲んで1日5000歩以上歩いていただくと24週後は体重が平均して10㎏、体脂肪9.4㎏落ちたという実験もあります。

肥満がある女性と、耐糖能異常と肥満のある方には効果がありました。

内臓脂肪がたっぷりあってちょっと肥満傾向という方が防風痛聖散を飲んで食事療法と運動療法をすると効果があったという論文もあります。

普通体型の方が防風痛聖散を飲んでやせるかといったらそういうわけではないです。

どちらかというと暑がりで汗かきでお腹がぽこんと出てる人でお腹まわりの脂肪が気になる方は効果が期待できますので是非お試しくださいませ。

飲み方は食前や食間(食後2~3時間後)に服用します。

副作用には消化管症状や肝機能の異常、頭痛や発熱などの症状があります。服用後、下痢や水下痢がでてしまう場合には好転反応と考えてしまう場合もありますが体質にあっていない場合もあります。

発疹、黄疸、だるさ、食欲不振、頭痛、発熱などの症状があらわれた場合は医師に相談しましょう。