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ヒルドイドについて

 

こんにちは。

毎日毎日寒い日が続いてますね。

冬の風も冷たくて気持ちがよいので嫌いではありませんが乾燥するので困っている方も多いのではないでしょうか?

今回はヒルドイドについてのお話です。

 


 

【ヒルドイド】一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

最近では市販薬でも類似商品もあり気軽に購入することができるようになりました。

ヒルドイドとはヘパリン類似物質を含んだ製品です。

 

 

主な効能効果として、

  • 血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)
  • 凍瘡肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
  • 進行性指掌角皮症
  • 皮脂欠乏症    

 などがあります。

 

 

その中でも有名なのが皮脂欠乏症です。

 

皮脂欠乏症とは皮膚の表面の皮脂が少なくなることで角質層の水分が少なくなって皮膚が乾燥することです。

いわゆる乾燥肌のことです。

 

乾燥肌に効果がある保湿剤ですが、継続して使うことが大切です。

 


 

夏にはベタベタしたものは使いにくいし、乾燥する冬にはより効果の高いものを使いたいですよね。

 

季節や部位に合わせて使い分けるとよいでしょう。

 

病院で処方される処方薬にはクリーム・ソフト軟膏・ローション・フォームとありますが、どのように使い分ければよいのでしょうか?

 

 

 

ヒルドイドクリームは、水で洗い流されやすいですが、皮膚に浸透しやすくアトピー性皮膚炎の発汗障害に効果が高いです。

 

ヒルドイドソフト軟膏ではべたつくけどヒルドイドローションでは改善されなかった時などに使われます。

 

ヒルドイドソフト軟膏は、皮膚を覆ってくれて水で洗い流されにくい、

保湿効果が持続されやすく刺激が少なくいので、湿疹や乾燥が重度の時、冬で乾燥が悪化している時、乳幼児などの角質層の水分が少ない人にむいています。

 

ヒルドイドクリームとヒルドイドソフト軟膏の違いですが、クリームは水の中に油という状態なので大部分が水なので水に洗い流されやすくなっています。

 

軟膏は油の中に水といったように大部分は油なので水にも流されにくくなっています。

 

ヒルドイドローションですが、化粧品でいう乳液のようなものです。

伸びがよく広範囲に使えます。

 

ベタつき感があまりなく水で洗い流されやすく湿疹肌に浸透しやすい特徴があります。

夏で乾燥がひどくない時やベタつきが苦手な方にむいています。

ヒルドイドフォームは泡になるので伸びが良く広範囲に使えます。

ローションよりもさらに水分が多いのでよりベタつきにくいといった特徴があります。

ベタつきがより苦手、新しくできた湿疹があまりない状態、夏で大量に汗をかく場合に使われます。

また、季節による使いわけについては、秋から冬の乾燥する時期には油の多いヒルドイドソフト軟膏、

汗のかきやすい夏場はヒルドイドローション、

ヒルドイドクリームは皮膚を覆うことや使い心地のバランスがいいので年間を通して使われます。

 

顔にはクリームやローション、頭にはフォームやローション、手足はクリームやソフト軟膏などと体の部位によって使い分けることもあります。

 

その他、朝の忙しい時間帯には短時間で塗ることのできるフォームやローションが便利ですし、時間に余裕のある時や入浴後にはクリームやソフト軟膏を使ってしっかり保湿するといいです。

 

このように使いわけてしっかりと保湿を継続してつづけることが大切です。

 

 

ただし、かゆみがある時や、赤みがあるときは悪化してしまうことがあるので、

使用を中止していただくか、皮膚科を受診する様にしてください。

 


 

他にも何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。